青葉通地下道で「仙台市電の敷石」を探せ!

先日行った、地底の森ミュージアム×東北大学総合学術博物館の企画展、「石っていろいろ!」の展示で、1976年まで仙台市を走っていた市電の敷石が、青葉通地下道で床材として再利用されていると知ったので、見に行ってきました。

実は学生時代に毎日通っていたんですが、見た覚えがないんだよな…と思いつつ、まあ行けば何か表示とか説明板とかがあるだろう!ということで、特に事前に調べたりせずに会社帰りによりました。

青葉通地下道ってどこよ?っていうと、ダイエーことイオン仙台店のとこの交差点にある、地下駐輪場のあるあそこです。
いったん降りると、自分がどこから来たのか、どの方向に行こうとしていたのかを見失うことに定評のある──

以前は薄暗くて長いこと枯れたままの噴水のまわりに、ホームレスの家財道具が積み上げてある治安の悪い感じの場所でしたが、噴水が撤去されてリニューアルし綺麗になりました。
どの方向に進むとどこへ出るのかが、巨大なナンバリングでこれでもか!と書いてあって、あのセブンイレブンのオシャレデザインのコーヒーメーカーを思い出します。

何も無いが…?

『床面をよく見てみると、当時の凸凹を残したままの市電の跡を見つけることができます。』
って展示にあったんだけど…凸凹…もしかして、これ?
確かに、他とは違う大きさと明らかに表面が凸凹のエリアがちょっぴりだけある!

つまりここが市電の敷石の再利用!
なんだと思っていたんですが、「せんだい見験図鑑」の10Pを見ると、この『広場部分の床材が全部市電の敷石の再利用で、凸凹してるから削って平らにしたけど、一部だけもとのまま残した』ということのようです。

何も知らずに毎日通ってた!
もっと大々的にパネルとか設置して周知したほうがよくない!?


ちなみにこれは秋保の磊々峡のそばに保存されている、市電の車両。
別に公共の場所とかでもなく、鉄道ファンの方の私有地にご好意で展示されているそう。

乗れます。

仙台で市電が廃止された後、長崎で市電として活躍していた車両を引退後の余生は故郷で送らせては…?って長崎電気軌道さんが無償で里帰りさせてくれたそうです。優しい!

その経緯が説明してあるパネル───
フォントはこれで合ってる───?
もっとポップな書体でもよかったのでは────?
あと、鉄道パークシティ研究会の会長、これ藤崎の社長ですね。


青葉通地下道を通るときは、床材と、どの方角に出たいのかをしっかり確認してくださいね。