地底の森ミュージアムで氷河期キャン△の跡を見てきた

仙台市富沢遺跡保存館こと「地底の森ミュージアム」に行ってきました。
地下鉄の通路に看板が出ていて
「世界中でここだけ -2万年前の氷河期の遺跡をそのまま展示-」
みたいなことが書いてあるのは知っていたものの、どういうことなのかいまいちわかってなかったんだけど、見たらそういうことか!ってなりました。

場所は地下鉄長町南駅から徒歩5分。

入口には、今回の目的の一つ、仙台門松が飾ってあります。
仙台門松について詳しくはコチラ!

受付をすませて地下展示エリアに入ると、いきなりメインの氷河期の森と旧石器時代の人が残した生活のあとです。巨大!そして無人!

小学校を建設しようと思った土地を、事前に調査したらこの氷河期の森の地面がそのまま残ってる遺跡が出てきたので、樹木なんかは水分を別な薬品に置き換えて腐らないようにして、周りに建物を作って、そのまま展示しているそう。

これ、化石とか再現とかでなく、本当に氷河期の森の地面と生活跡そのものなんだって。
シカの糞とかもそのまま残ってます。生のうんこです。

状況としては、現在のエベレスト山頂付近みたいなもんですかね。気温が低すぎて、生物も微生物等もいなさ過ぎて、滑落して死んだ人の遺体も登山者の排泄物も、分解されずにいつまでもそのまま残ってるっていう…

当時の人がやってきて、火を起こしてゆるキャン△して、またどっかいった跡が残っているっていうのがこちら。


この焚火のちかくの「石器をうめた穴」が謎とされてたけど、別に謎じゃなくない?
焚火して、地面に座ってぼんやりしてたら、絶対穴とか掘るでしょ!?
んでなんとなく、いらない石とかつめちゃうでしょ。棒さしたりとか。
わかるわかる~。旧石器時代の人も一緒だったんだな。

館内は、写真撮影OK。ただし、迷惑行為や営利目的の使用は禁止。
飲食禁止で、カフェ等の施設もありません。
しかし、館内には自販機があり、持ち込んだお弁当などを芝生広場で食べることはOKだそうです。
野外展示は氷河期の森を再現してるんですが、私が行ったのは真冬で、まさに氷河期の森感があり、外で飲食とかはちょっと厳しめでした。冬は腹ごしらえしてから行きましょう。

常設展示を見た後は、企画展「石っていろいろ!~仙台のミュージアムの”石”大集合」を見学しました。